朽ちていく過程
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北のヨーロッパの城の庭で、木の葉隠れの術の習得をめざす5歳。
いつまで待っても敵は現れなかった。
朽ちてまた土になるたくさんの葉っぱ。
針葉樹を除いて、木々は寒々しい姿。
夏時間も終わり、また、暗くて長い冬がやってきます。
築48年の家は、待ったなしで屋根瓦を葺き替える頃合いのようです。
屋根のエキスパートに屋根の様子を診てもらったところ、苔が生えてるし、ヒビも入ってるし、瓦一枚飛んでます、もうすぐ穴が空きそうです。
一言で言うと、終わってます。との事でした。…ちーん。
朽ちてゆく屋根。
後日届けられた恐怖の見積もり書を開いてびっくり仰天。
ちょーっと、返事は待ってもらえますか、ウフフ。と言って一旦お断り。
お客様の皆さま。これ、ずっとあるけど売れてないわでも高いわちょっと欲しいけど。というお品がありましたら今値下げ交渉のチャンスです。
(破れ屋根から現実逃避したい時、スウェーデンの不動産仲介会社のhemnetのインスタグラムを開きます。売りに出されている家々の素敵でおしゃれな事と言ったら。ザ、北欧のお洒落な暮らしの家が次から次へ現れます。
そこに住んでいる妄想、をするのがとても楽しいです。
インテリアの参考にもなるかもしれません。楽しいですよ。)
話は変わって、忍びの5歳児の通う保育園の活動が興味深く、自然の中で育ってる感を強く感じます。
基本的に、雨が降っても外遊び。
もう、ぐちゃぐちゃのどろどろになって、親と洗濯機が泣けてくるほどの良い仕事をして帰ってきます。
冬は外気温マイナス10℃でも、基本的に外遊び。
そして、先生と一緒に列をなして森の中へしばしば赴くちびっ子たち。
ある春の日は、野ウサギのウンチを持ち帰り、植木鉢の土に埋めて何かが芽吹くか観察。それで、野ウサギが何の植物を食べたか判明するそうで、ハンナ先生は後日、今回は残念ながら何も芽吹かなかったと話してくれました。
こないだは、リンゴの芯と、紙袋と、ゴム手袋と、空き缶の蓋とを木の板に釘で打ち付けて、森の土の中に埋め、春になったら掘り返して何が起こったかを観察するとの報告がありました。
土の中で朽ちていくリンゴの芯、子供達の脳みそと好奇心は育くまれる。
楽しい保育園の先生たちはイキイキ✨キラキラしています。
子供たちの上に降り注ぐものは、雨粒や、雪や、落ち葉や笑い声であってほしい。
コンクリート片や粉じんや悲鳴ではなく。
朽ちてゆくというのは、緩やかで自然な時間が流れた証拠かもしれません。
朽ちてゆく破れ屋根、落ち込んではいられない。
朽ち果てる前に何とかせねば。