
経年と使用による摩耗はございます
5歳児の全力疾走とかけて、自分の仕事ととく。
ジタバタしてばかりで、なかなか進まない。
小さい子供が興奮して全力走りをしている時の、手足の無駄な動き、エネルギー消費量のわりに進んでない感じ。がとても面白くてかわいくて眺めて笑っていた先日。
家の中と外をうろうろしながら、行く先行く先でやることに気が付いて、衣替えとウッドデッキの掃除と家の柵の一部解体と、家の柵のペンキ塗りと、庭木の剪定を同時進行して、にっちもさっちもいかなくなった本日の自分を、思考停止した体から抜け出して鳥瞰図法で上から眺める自分が、これは先日見た何かと同じだと気が付きました。
エネルギー消費量のわりに、進んでいない。。(そしてこちらには微塵もかわいさはない。)
コスパとかタイパとか時短とかという言葉は、違う世界に存在するのです。きっぱり。
自らに見合わないことはあまり考えず、とりあえず、自分の、この無駄の多い素晴らしきなんでもない日々をがんばってまいります。
今年の大課題、屋根瓦の葺き替えの見積もりに来てくれた女性が、1977年築の家と聞いて、あーそりゃだいぶん古くなってきとるね、あちこちガタもでるわねー、とおっしゃったので、この家は私と同じ年なんよ、と答えたら、彼女が慌てて、し、失礼!でも人間は家よりも”持つ”から!と絶妙に微妙なフォローをして、それが可笑しくて、言った本人も可笑しくなって2人で大笑いしました。彼女は40歳だそうな。
手入れが必要な年頃。
家と人間と、どっちが長く持つか。
お手入れ次第か。笑。
柵のペンキを塗りながら、思い出し笑いをしていたら、5歳児が我にもペンキを塗らせよ、とやって来て、あと5年経ったら、その言葉お願いします。という気持ちで、仕事が台無しにならぬよう、手取り足取り刷毛取りで、ちょこっとだけ塗ってもらいました。
そして5年経ったら、今度は頼んでもペンキ塗りをしてくれなくなることを、50年近く生きた私は知っております。
ヴィンテージですので、経年と加齢による疲労や様々な老化現象はございます。
その他、特筆すべき不満等は見当たらず、ありがたく幸せな状態です。笑。
朝起きたら、屋根瓦が葺き変わってないかなー。