タケノコで回避する鬼教官への道
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春は始まりの季節。
スウェーデンでも普通自動車の免許は18歳から取得できます。
日本と違う点は、17歳から運転の練習を始められること。
普通免許を持っている人が、免許取得を目指す人の運転練習の監督者として隣に同乗し、公道で運転の練習を監督できるということです。
なんてチャレンジャーな制度!
18歳をもうすぐ迎える高2男子のために、自動車学校で練習運転監督者のための講座、みっちり3時間半、を受けてきました。
家と自動車学校の両方で車に乗りながら、筆記と実技の試験を受ける方が、はるかに時間的にもお財布的にも効率が良いそうです。
北の国ならではの、氷の上を車で走るテスト、も、必修だそうです。
アイススケートリンクみたいなところでやるんでしょうか。
興味津々です。
自動車教習所で監督者としての心得も叩き込まれました。
「パニックにならず、叫ばず、忍耐をもって。これは運転練習者との共同作業です!」
はるか昔、私も自動車学校に通い、ドキドキしながらハンドルを握りしめていた時の気持ちを思い出して、くれぐれも意地悪鬼教官にならないように気を付けなければと思いました。
私も初心者だった🔰
日本ではもうタケノコの時季も終わりかなーと考えながら運転していたら、突然、祖父とタケノコの思い出が蘇りました。
その時、私はおそらく小学校1年生か2年生。
祖父はお寺の住職で、敗戦後はシベリア抑留生活を経験した静かな人でした。
お寺の隅の一部屋で一人で過ごすことが多く、祖父と孫の間ながらも少し距離があるというか、邪魔をしてはいけないというか。
夕方の大相撲を観る時間と夕飯の時間だけ、祖父は、家族のいるわちゃわちゃした下界へ降りてくる。そんな感じでした。
ある春の日の夕食時に、祖父が、
「竹藪からかなり離れた境内の一角に、どうしたことかタケノコが一本生えて、よくこんなところに生えたものだと感心して毎日様子を見に行っていたのだが、今日それが倒されていた。」と残念そうに話しました。
私は、心拍数が急上昇。
そのまま母親の後ろに隠れ、やっとしばらくたってから、母親に、私と従妹たちで遊んでいて、その1メートルくらいに伸びたタケノコを蹴って倒したことを打ち明けました。
母はその場で、あゝ、おじいちゃん、それは久美子たちがやったそうです。
(私の心の声:今、皆の前で言うんかーい(# ゚Д゚)))
祖父は一瞬の間をおいて、笑って、あゝ、そうだったか。大丈夫大丈夫、と優しく言いました。
その言葉に私はオイオイと泣き始め、しゃくりあげ。周りの大人たちは多分笑っていたような。
そんな、ほろ苦いタケノコの思い出。
毎日足を運んで、迷いタケノコの成長を慈しんだ祖父の心。
そんな心は知る由もなかった、昔の自分。
…。あゝ、初心者だった🔰…。
確かに。大きな声で怒られるよりも、責められるよりも、笑顔と優しさで教えられた方が沁みて、残った。
くれぐれも鬼教官への道に進まないように、いつも心に祖父のタケノコ。監督初心者と運転初心者で、レッツドライブ🔰の5月です🚙🍃
皆様も、お元気にお過ごしください!