ミクロの不思議、マクロの不思議

ミクロの不思議、マクロの不思議

暑中お見舞い申し上げます。
こちらは、小さな白樺の種が、飛んで、散って、舞う時季になっています。クリオネに似た形の果鱗の部分と翼果(種子)を盛大に飛び散らかしています。
白樺の種子は翼果とも呼ばれ、小さな翼を持ち、軽くて、飛距離抜群。
開け放った窓から、風に乗って遠慮もへったくれもなく家の中のあちこちに舞い込んでおります。
バスルームの床が、一日で白樺の種だらけ。
バーベキューをしていても、焼いているお肉や野菜の表面にピタッと着地。
(子:肉にひっついた!!私:大丈夫大丈夫!食べても大丈夫。(多分))

この短い夏に、小さい若葉から始まって、もう今、結果を出す自然の逞しさと正確さ。
(私も、今年の夏こそは外壁のペンキ塗りを7割方終えて、数年越しの結果を出しつつあります。)
ペンキ塗りたて注意の壁にも、風の吹くままに飛んできてくっつく白樺の種を、横目で見ながら作業しています。

こんなにたくさんの種の中で、緑の葉を持ち、土に根っこを張れるのはどのくらいの確率でしょうか。
ある者は、地を踏むことすらなくバーベキューの肉に不時着後、人間の胃にダイブ。ある者は緑色のペンキに半永久的に塗り込められ。またある者はバスルームの排水溝に流され、あるいはダイソンの掃除機に吸われ…。あゝ、無情?

確率と言えば、日陰読書で読んだ本の中にあった月に関する不思議の話。話が宇宙へ飛びます。
「皆既日食の時、月が太陽とぴったり重なることを、不思議だと思ったことはないかね。」
という問いかけに、最初はポカンとしましたが。
「その現象が起きるのは、月の大きさが太陽の四百分の一であり、同時に地球から太陽までの距離の四百分の一の地点に位置しているからだ。」
という言葉に、ゾクゾクとしました。
それはそういうものであると当たり前に見ているものが、全く違って見えてくるような。誰かの意志が働いているような。
という話をいささか興奮気味に16歳男子にしたら、陰謀論か?と返されました。

もう一つ確率的に驚いたのが、違う本を読んでいた時。
西暦452年、フン族の王アッティラがイタリア北部に攻め込み、危機に直面したローマ帝国。法王レオ1世はガルダ湖畔に出向き、アッティラと会見し撤退を説得した。
のくだり、で「ガルダ湖」に引っかかりました。
つい数日前、ドイツのアンドレアスさんが訪れると言っていたイタリアの湖は、そう、Lake Garda。ではなかったか。(詳しくは先月のニュースにあります)
そこじゃ~!って一人で盛り上がり。
Google ストリートビューで私もガルダ湖をのぞき見してきました。

家の敷地内から必要最低限しか出ない出不精に訪れる、興味深いひと夏の気づきと驚きと妄想の数々。

見ているのに気が付いていないことが、まだあるかもしれません。
でも、日本のあまりの暑さで、見えるはずのないものが見えてきたときは、少し涼しいところで休憩を取ってください。
その際は涼しいお部屋で、イタリア、ガルダ湖 by.Googleマップの旅をおすすめします。きれいですよ。←行ったことないのに。

それでは皆さま、お元気にお過ごしください。

※月の不思議の引用は ジェームス・ロリンズ/桑田健(訳)「イヴの迷宮」ノヴァク司祭の言葉からです。

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