キジのケンちゃんはいつもひとり

キジのケンちゃんはいつもひとり

数か月前から、庭にケンちゃんが現れるようになりました。野生の雉のケンちゃん。

多分、うちもご近所さんも、このケンちゃんの縄張りのうちにあるようです。
独特の鳴き声をあちらこちらで張り上げたあと、ばさばさばさっと勇ましく羽を鳴らす”ケンちゃんの縄張り宣言”の聞こえる範囲から推測するに、お向かいとお隣の2軒、プラス森の一部がおそらくケンちゃんの支配下のようです。

ここ数年、自宅周辺で鹿やイノシシやキジとの遭遇率が格段に上がったと子供たちとも話しています。野生動物が前よりも増えているよねって。(車を運転する時も飛び出す人間の子供とイノシシとシカに注意!です。)
遭遇の希少度別に並べると遭遇率が高いほうから、リスとキジとシカ、イノシシ、キツネ、ヘラジカとハリネズミです。
春先に庭に植えた紫のパンジーはかわいいだけでなくおいしくもあったようで植えて早々に鹿に食べられ、青じそを植えた区画は、何者かの寝床にされたようで、芽を確認する前にきれいに丸くぺったんこに均されて整地されました。
私の青じそ…。はかなく消えた。

窓の外に気配を感じて、または視界の隅で何か動いたと思ってみると、ケンちゃんが一人で庭をノコノコ歩いているのに私たちも慣れてきて、あっ、ケンちゃんだ。おっ、ケンちゃんが居るね。ケンちゃんいつも一人だね、とか、でもこないだ一瞬、彼女いたっぽくない?いたよね。私も見たもん、ケンちゃん振られたのかな、今日もケンちゃんの声で起こされたー。とか結構な頻度で話題に上るケンちゃん。

いつも一人でいるケンちゃんの心配までし始めました。

ヨーロッパの北の国のちょっと辺鄙な場所になぜか住みついているアジア人家族の家の庭に現れたケンちゃんに湧く不思議な感情。
ケンちゃんは一人じゃない。私も一人じゃない、的な。笑。
孤独に感じたとしても、本当はすべて干渉しあっていて、つながりあっているんだよなあという気持ち。
飄々と堂々と庭を歩いているように私には見えるケンちゃん。本当は彼女にふられて寂しいのかもしれないし、はたまた、ただ孤独を愛するキジなのかもしれない。
でも、ケンちゃん、あなたが望もうが望むまいがケンちゃんと私たちとご縁でつながっております。
張り巡らされてひとつになっている大きなものの中で、とても近くに存在するという縁。
遠くにいても近くにいてもつながっている。
今日も飄々と歩き縄張りの雄たけびをあげるケンちゃんに背中を押される(蹴られる?)気持ちで。
ケンちゃんに幸あれ。
(そこなおぬしこそ気合をいれて生きろ。by.ケンちゃん)

写真は公共のゴミ捨て場の、誰でも持って行ってちょうだいのコーナーにあったナラ材?のライティングビューロー。すごく良いなあ、素敵だなあとしばらく触りまくって眺めていました。笑。ドングリの葉っぱがレリーフされていた。明日も行ってみようかな。

 

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